タイ送金 銀行や資金移動業者の送金・受取全般と手数料の比較

タイへの送金方法の手段、銀行や資金移動業者を利用した送金ですが、大まかに受取方法は、4種類ある。現地の銀行口座への送金、店頭・取扱店での受取、証書や外貨の宅配、カードでの現地ATMからの引き出しなどの方法である。それぞれ送金額や受取方法により、手数料がお得な銀行や業者の選択も変わる。

そこを一目でわかり易く、そしてそれらの手数料を比較してみる。種類が同じ・手数料もほぼ同じ銀行や資金移動業者は、手数料が一番安いものをピックアップしてます。個性のない銀行や業者はここにでは取り上げてません。

銀行系

ゆうちょ銀行 (住所郵送型/口座受取型)

ゆうちょ

特長

タイでは、住所あて送金、口座あて送金・口座間送金のサービスが受けられる。

サービス名 手数料 詳細
住所あて送金 1件2,500円
受取人の住所あてに為替証書をお届け
一度にお申込みいただける金額の上限は50,000米ドル(為替1枚当たりの上限額5,000米ドル×10枚)
口座あて送金 2,500円
1件2,500円+為替手数料+仲介手数料(円で0円~1000円)+口座登記料(円で0円~1500円)=合計の手数料
一例 バンコク銀行の場合 一律200バーツの受取手数料
口座間送金

ゆうちょう銀行こんな人向け まとめ:

海外送金ははじめて!一時的なタイへの送金
初回の登録に数日かかる業者を使うよりは、最寄りのゆうちょ窓口を利用した方が効率的でもある。

海外送金ははじめて!急ぎの送金
海外での緊急時や急な資金が必要な場合、ゆうちょ窓口ですぐに送金できる。しかし届くまでに4日~6日かかるのが欠点。メガバンクならもう少し早く届く。

事前登録なしで送金可能
ゆうちょ窓口で事前登録なしに海外送金可能。

受取口座がない
海外銀行口座がなくても住所あて送金可能。

定期的に送金
毎回、ゆうちょ窓口で手続きする必要がある。定期的ならインターネットやモバイルで送金できる業者を選択しよう。

手数料の安さ
銀行口座あて送金は、基本手数料の他に仲介・受取手数料がかかる場合がある。米ドル建ての送金になるので現地通貨に両替する手数料がかかる。

インターネット・モバイル送金
ゆうちょダイレクトからネットを利用した海外送金はできない。

タイバーツ取り扱い
タイバーツの取り扱いはない。全て米ドル建ての送金です。

三井住友銀行 (口座受取型)

三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行は、メガバンクを代表して三井住友銀行を参考に

三井住友銀行

特長

外貨普通預金から出金し、外貨建てで送金も可能・円建て送金も可能。円→外貨は、基本手数料以外に中継手数料や受取手数料がかかる。総額手数料は全般的に高い。資金移動業者では取り扱えない上限100万円以上の送金向け。

送金方法 手数料 その他 手数料及び詳細
円→外貨 4,000円
(同行 3,500円)
関係銀行手数料 2,500円(中継銀行手数料・受取手数料含める)
円→円 4,000円
(同行 3,500円)
・関係銀行手数料 2,500円(中継銀行手数料・受取手数料含める)
・円為替取扱手数料 送金額の1/20%(0.05%)(最低2,500円)
外貨→外貨 4,000円
(同行 3,500円)
・関係銀行手数料 2,500円(中継銀行手数料・受取手数料含める)
・リフティングチャージ 送金額の1/20%(0.05%)(最低2,500円、または25米ドル)

三井住友銀行こんな人向け まとめ:

海外送金ははじめて!一時的な海外送金
送金額にもよるが、少額ならゆうちょ銀行が手数料も安くお得くである。

海外送金ははじめて!急ぎの送金
海外での緊急時や急な資金が必要な場合、三井住友銀行の窓口ですぐに送金できる。入金も早い1日~3日。

事前登録なしで送金可能
三井住友の窓口で事前登録なしに海外送金可能。

受取口座がない
海外口座が必要です。

定期的に送金
インターネットやモバイルから簡単に送金できる。しかし手数料が高いので可能なら他の手段を考えたほうがお得になる。

手数料の安さ
手数料は高い。

インターネット・モバイル送金
SMBCダイレクトからネットを利用した海外送金が可能。

タイバーツ取り扱い
タイバーツの取り扱いはない。取扱通貨での送金となる。

新生銀行 (口座受取型)

新生銀行

特長

キャッシュカードがすでに海外のatmで利用可能な国際キャッシュカードである。資金移動業者では取り扱えない上限100万円以上の送金向け。

サービス名 手数料 その他 手数料及び詳細
パワーフレックス 4,000円
・中継手数料は、コルレス契約による。
・受取手数料は、銀行による。
Goレミット 2,000円
・中継手数料は、コルレス契約による。
・受取手数料は、銀行による。

新生銀行こんな人向け まとめ:

海外送金ははじめて!一時的な海外送金
口座開設まで数日かかる、窓口申込も可能だが支店や出張所が少ない。

海外送金ははじめて!急ぎの送金
支店や出張所が少ない。

事前登録なしで送金可能
支店や出張所が少ない。

受取口座がない
海外口座が必要です。

定期的に送金
インターネットやモバイルから簡単に送金できる。

手数料の安さ
手数料は安くはない。

インターネット・モバイル送金
Goレミットからネットを利用した海外送金が可能。

タイバーツ取り扱い
タイバーツの取り扱いはない。取扱通貨での送金となる。

資金移動業者 1回の送金限度額100万円まで

銀行と資金移動業者(送金会社)の違いを比較

資金移動業者の一覧と海外送金手数料及びシステム全般の比較

SBIレミット (店舗受取型)

sbiレミット

特長

世界200の国と地域に約35万拠点の取扱店ネットワークを持つマネーグラム社と提携。タイの149の都市にマネーグラム社の取扱い拠点があります。

  -バンコク 576拠点
  -プーケット 58拠点
  -チュンマイ 57拠点

主に、
  -SIAM COMMERCIAL BANK
  -TMB BANK
  -CIMB THAI BANK
など

サービス形態 手数料
店舗受取り
1 円 - 30,000 円/880円
30,001 円 - 250,000 円/1,480 円
250,001 円 - 送金上限額/1,980 円

SBIレミットこんな人向け まとめ:

海外送金ははじめて!一時的な海外送金
登録されるまで数日かかる、インターネットでの送金のみ。登録に1週間程度、送金後は最短10分で受け取れる。

海外送金ははじめて!急ぎの送金
事前登録を済ませていれば最短10分で受け取れる。なければ緊急の送金には不向きである。

事前登録なしで送金可能
事前登録が必要。

受取口座がない
取扱銀行や取扱店での受取。

定期的に送金
インターネットやモバイルから簡単に送金できる。

手数料の安さ
銀行などの中継手数料や受取手数料が不要で手数料もシンプルかつ格安手数料。

インターネット・モバイル送金
ネットを利用した海外送金が可能。

タイバーツ取り扱い
あり。シミュレーション可能。

セブン銀行 ウエスタンユニオン (店舗受取型)

セブン銀行

特長

全世界500,000ヵ所以上ある取扱店でお受取りできる。日本の取扱店は、店舗では大黒屋、インターネットではセブン銀行が取り扱っている。

受取人が手続きをすることにより指定銀行の口座へ入金することも可能。基本は、店舗での受け取りになる。

サービス形態 手数料
店舗受取り
1円~10,000円/ 990円
10,001円~50,000円/ 1,500円
50,001円~100,000円/ 2,000円
100,001円~250,000円/ 3,000円
250,001円~500,000円/ 5,000円
500,001円~1,000,000円/ 6,500円

セブン銀行 Western Unionこんな人向け まとめ:

海外送金ははじめて!一時的な海外送金
セブン銀行なら口座を開設するまで数日かかる。ウエスタンユニオン取扱店舗大黒屋で送金可能。

海外送金ははじめて!急ぎの送金
セブン銀行は口座開設に日にちがかかる。ウエスタンユニオン取扱店舗大黒屋で送金可能。現地ウエスタンユニオンで数分後には受取可能。

事前登録なしで送金可能
セブン銀行は口座開設が必要。ウエスタンユニオン取扱店は、登録なし可能。

受取口座がない
ウエスタンユニオン店舗又は取扱店での受取。

定期的に送金
インターネットやモバイルから簡単に送金できる。

手数料の安さ
資金移動業者の中では高め。

インターネット・モバイル送金
セブン銀行を利用した海外送金が可能。

タイバーツ取り扱い
あり。シミュレーション可能。

楽天銀行 (口座受取型)

楽天銀行

特長

タイの銀行へバーツ建てや円建てで送金可能。

サービス形態 手数料
店舗受取り
送金手数料/750円
円貨送金手数料/3,000円 円貨送金(日本円の送金)にかかります。
海外中継銀行手数料/1,000円 送金人負担にした場合にかかります。
受取銀行手数料/受取銀行による。

楽天銀行 こんな人向け まとめ:

海外送金ははじめて!一時的な海外送金
口座を開設するまで数日かかる。店舗窓口はない。

海外送金ははじめて!急ぎの送金
楽天銀行で口座開設を済ませていれば数日で受け取れるが、なければ口座開設が必要。

事前登録なしで送金可能
事前登録が必要。
受取口座がない
受取口座が必要。

定期的に送金
インターネットやモバイルから簡単に送金できる。

手数料の安さ
銀行間送金になるので中継手数料及び受取手数料が加算される。

インターネット・モバイル送金
インターネットを利用した海外送金が可能。

タイバーツ取り扱い
あり。シミュレーション可能。

ブラステルレミット (口座受取型)

ブラステルレミット

特長

銀行送金に中継手数料や受取手数料が不要である。

サービス形態 手数料
銀行口座受取
30,000 円まで/ 880 円
30,001 円から100,000 円まで/ 1,480 円
100,001 円から800,000 円まで/ 1,680 円
※2

ブラステルレミット Western Unionこんな人向け まとめ:

海外送金ははじめて!一時的な海外送金
口座を開設するまで数日かかる。店舗窓口はあるが少ない。

海外送金ははじめて!急ぎの送金
事前登録を済ませていれば数日で受け取れるがなければ登録が必要。店舗窓口はあるが少ない。

事前登録なしで送金可能
事前登録が必要。

受取口座がない
受取口座が必要。

定期的に送金
インターネットやモバイルから簡単に送金できる。

手数料の安さ
基本的に中継手数料や受取手数料がかからない。※1

インターネット・モバイル送金
インターネットを利用した海外送金が可能。

タイバーツ取り扱い
あり。シミュレーション可能。



※1 念のため受取手数料についてブラステルレミットに問い合わせしてみた。返答は、『タイへの送金ですが、現地で受取手数料が発生したケースは今のところございません。』とのことです。

※2 銀行口座振込 THB152,800の制限があるので注意。

参考 バンコク銀行の受取手数料 

手数料以外に差し引かれる受取手数料について

ゆうちょ銀行→
200バーツ
銀行→
海外送金受取手数料 (SWIFT送金):送金額(バーツ)の0.25%、最低200バーツ・最高500バーツ

バンコク銀行 日本語





タイ送金 一番早く現地で受け取れるNO1は

ウエスタンユニオン

ウエスタンユニオン取扱店舗(大黒屋)

取扱店(大黒屋など)から送金すれば、数十分でタイのウエスタンユニオンで受取可能。

登録や口座を開設済みであれば着金の早い会社(SBIレミットも数十分)はあるが、事前登録なしに身分証明書とマイナンバーで即窓口で海外送金となるとウエスタンユニオンが一番早い。ウエスタンユニオンといえばセブン銀行だが口座を開設するのに日にちがかかる。そこでウエスタンユニオン取扱店(大黒屋)を利用する。ゆうちょう銀行は、届くのに4日~6日程度かかるので、手続きは簡単だが受取は早いとは言えない。メガバンクも数日かかる。

タイに送金 手数料を最も安く早く受取りたい!NO1は

sbiレミット

SBIレミット

手数料は業界最安値で、尚且つ着金が早い、受取場所の多さが特長。

ブラステルレミットも手数料が安いですが、銀行間取引になるので送金には時間がかかる。安い、早い、受取場所が多いの三拍子そろったのはソフトバンクグループのSBIレミット。

タイの住所まで届けて欲しい!NO1は

ゆうちょ

ゆうちょ銀行

タイの住所あてまで為替証書を届けてくれます。

住所あて送金は取り扱ってない国が多いですが、タイは住所あて送金可能です。一度にお申込みできる金額の上限は50,000米ドルとは凄い!

タイの銀行口座あてに振込みたい! 一番安い手数料NO1は

ブラステルレミット

ブラステルレミット

なんと銀行あて送金なのに中継手数料や受取手数料がかからない。手数料の安さとシンプルさは本当に素晴らしい。

銀行系とは比べもにならない手数料の安さ。ブラステルレミット手数料880円~と比較すると銀行系手数料の1/3~1/5で収まる。
銀行口座振込 THB152,800の制限があるので注意。

タイに受取口座がない!店頭で受取りたいNO1は

sbiレミット

SBIレミット

取扱店・店舗での現金受取ならここでしょう。

受取り拠点が多いウエスタンユニオン経由のセブン銀行も良いが、手数料の安いSBIレミットに軍配。




もしもの時に、タイのATMから引き出せる使い勝手の良いカードNO1は

クレジットカード キャシング機能

キャシング付VISAカード

キャシング付きのクレジットカード

これを一枚携帯しておけば、もしもの時は安心。できればJCBよりvisaカードがベスト。


三井住友クレジットカード申し込み先

手数料は全体的に高いので注意が必要。それと利用した現地のATM利用手数料も高い。留学の未成年者は、トラベラーズカードなどを持っておくと安心。

国際キャッシュカード

新生銀行

新生銀行国際キャッシュカード

海外で一番使い勝手が良い銀行カードは新生銀行のキャッシュカード!


海外に行くなら絶対持っておいて損はないカード。まず、各行と新生銀行の違いは、通常ネットバンキング開設と海外キャッシュカードは別物なので、2つ申し込みする必要がある。例えば、楽天なら口座を開設した後に届くカードは国内用なので、海外で利用できるデビットカードを発行してもらう必要がある。カード発行に何日かかるのか!ってこと。

しかし、新生銀行では、特別な手続きをしなくても開設と同時に海外で利用できる国際キャッシュカードが送られてくる。既にお持ちの方はカード裏面をみていただくとPlusのマークが付いているはず。それと有効期限がないのでカードが擦り切れるまで使える。デビットやクレジットだと有効期限があるので長期海外滞在すると切り替えに困るのも難点。

それと残高にかかわらず、最低月1回ほど他行への振込手数料が無料な特典もある。是非海外のお供にお助け新生銀行カードを

新生銀行申し込み先

タイ 送金額別 手数料最安値の業者

送金額 手数料 最安値の手数料
0円~30,000円 880円 SBIレミット/ブラステルレミット
50,000円 1,480円 SBIレミット/ブラステルレミット
100,000円 1,480円 SBIレミット/ブラステルレミット
250,000円 1,480円 SBIレミット
500,000円 1,680円 SBIレミット ※1
1,000,000円 1,980円 SBIレミット
1,000,001円
~5,000,000円
2,500円 ゆうちょ銀行

手数料に為替手数料は含まれてません。

※1 ブラステルレミットが最安値ですが 銀行口座振込 THB152,800(日本円約 450,000円)の制限がある。

登録及び口座開設 申込み先一覧

楽天銀行
→
新生銀行
→
SBIレミット
→
セブン銀行
→
ブラステルレミット
→
トランスファーワイズ
→