私がトランスファーワイズをはじめて利用したのが2016年9月。それから現在まで利用し続けての感想

最新情報 2018年3月15日手数料変更について

2018年3月15日より、JPY(日本円)から フィリピンPHP の送金手数料が変更となりました。

なんと!新規手数料は送金額の ¥330 + 0.6% です。1%→0.6%に下がりました。これで益々フィリピンに送金しやすくなりました。トランスファワイズ様様です。

個人的には喜んでますが、一部送金額によっては高くなる場合があるので変更後の手数料をよく把握しておきましょう。

送金金額 変更後:手数料 変更前:手数料 差額
¥1,000 ¥500 ¥336 ¥164 down
¥10,000 ¥500 ¥390 ¥110 down
¥50,000 ¥500 ¥630 ¥130 up
¥100,000 ¥1,000 ¥930 ¥70 down
¥250,000 ¥2,500 ¥1,830 ¥670 down
¥500,000 ¥5,000 ¥3,330 ¥1670 down
¥1,000,000 ¥10,000 ¥6,330 ¥3670 down

transferwiseって?

トランスファワイズってはじめて知った方も多いと思います。日本では馴染みがないですがTransferWiseはロンドンに本社を置きイギリスでは知名度が高いのです。

ロンドンで2011年からスタートした海外送金サービスです。最大の特徴はリアルタイムの為替レートが適用されるので、為替手数料が一切かからない。2016年から日本円が対応し日本でも格安の手数料で海外送金が可能になりました。

英国TransferWise Ltdの100%子会社の日本法人で金融庁へ移動資金業者の登録がなされています。関東財務局長 第00040号

資金移動業者の一覧と海外送金手数料及びシステム全般の比較

免許・許可・登録等を受けている業者一覧 : 金融庁

なぜ手数料が安い!その画期的でシンプルなシステムとは

TransferWiseは、最も賢い海外送金の方法です。
アイデアはまた、とてもシンプルです。

TransferWiseでは、1回の海外送金を行う代わりに、2回の国内送金を行います。
例えば、日本円からユーロへ送金したい場合、高額な手数料が必要な一度の海外送金を行うより、二度の国内送金を行うほうが早く、安く送金出来ます。

この場合、送金者はTransferWiseの日本にある日本円の口座へお振込みをします。
TransferWiseは、ユーロ圏の口座からユーロを払い出します。
ご覧の通り、実際は海外送金は行っておらず、国内で送金をし合っているだけなのです。

銀行は、長い間人々から手数料を取り続けてきました。
更に、高額な手数料を両替時に課し、顧客に不利な為替レートを提供し続けてきました。

TransferWiseは海外送金をバイパスし、為替レートや手数料の透明性を確保しました。

価格には透明性を確保し、為替レートは本当の為替レートを、また手数料は出来る限り少なく。
多くの銀行では受け取り手数料はかかりません。

銀行と比べて、最大8倍安い送金手数料。

トランスファーワイズとは?

P2Pのマッチング方式を取り入れ各国に所有するトランスファーワイズ口座から国内送金してるので仲介に入る中継銀行が存在しない。故に格安の手数料が提供可能となる。

トランスファーワイズをメインに使い続けている理由

マイナンバーなしでも海外送金可能

トランスファワイズはマイナンバーのない海外に住む非居住者でも登録でき海外送金も可能。但し、日本国内に転送不要・簡易書留でアクティベーションコードの受け取れる住所が必要です。

運転免許証や日本国パスポート画像をサイトからアップロードする。それとマイナンバー取得できない非居住者である宣言書を指定先からダウンロードしてサインしアップロードもしました。私の場合運転免許は期限切れになってるのでパスポートを利用しましたけどその場合住所を記入してその部分の画像をアップロードしないといけません。
後は簡易書留待つだけで実に簡単。現在もマイナンバーなしで利用し続けています。

初回の送金かつ、送金額が10万円以下の場合のみ、アクティベーションコードの到着を待たずに、本人確認のみで送金可能です。

日本から海外へのご送金の際に、口座開設時にご用意いただく書類と送付方法について | TransferWise

手数料のシンプルさと業界一の安さ

為替差益の利ざやがないので分かりやすい。Yahoo!ファイナンスの為替レートと同じ、そこから送金額の1% が手数料。
50,000円以下は最低手数料500円、それを超えれば1%の手数料だけ。100,000円送金しても手数料はわずか1000円程度

益々手数料が安くなりました。新しい変更手数料は上記手数料参照。

PHP(フィリピンペソ)の送金について | TransferWise

送金が早い

初回は、フィリピン口座に入金されるのに2日掛かりましたが、現在は、朝一で振り込めばフィリピン口座に当日の夕方には入金され、昼頃だと翌日。

入金確認までにかかる時間は? | TransferWise

他行・他社と仕組みや手数料・受取金額を比較

銀行の不透明な手数料

ゆうちょ銀行利用価値 ★

まず受取金額が不透明です。実際送金してみないとフィリピンでの受取額はわかりません。口座間送金手数料は一律2,500円ですが、フィリピンペソでの送金は出来ずドル建のみとなります。フィリピンの銀行がドル口座でない場合、通常そこでペソに変えられ入金されます。(拒否される場合もあり銀行による。)

ゆうちょ銀行は一律手数料で問題ないですが、そこから経由する銀行や受け取り銀行にぼったくられます。
円→ドル→ペソと2回の為替両替で為替利ざやを言い値で、それに加え受取銀行や経由先銀行により中継銀行手数料や受取手数料もぼったくられます。

実際フィリピンで受け取ったら元金よりかなり目減りしていたという結果に・・・・

フィリピン-ゆうちょ銀行


三井住友銀行利用価値 ★

4,000円(海外送金手数料) + 2,500円(中継銀行手数料 + 受取銀行手数料)+ 為替手数料

上記のように基本的な手数料以外を取られます。この中継銀行手数料や為替手数料を取り除いたのがトランスファワイズです。

海外送金 : 三井住友銀行

資金移動業者 10万円をフィリピンに送金した受取金額 比較

  1. トランスファーワイズ

    《48,613.03ペソ》受取金額 / 送金金額シミュレーション
    手数料は業界最安値ですが、銀行間口座取引のみです。隠れコスト(手数料)がないので良心的な送金業者である。

  2. SBIレミット

    《47827.63ペソ》受取金額 / 送金金額シミュレーション
    マネーグラムのネットワークを利用した海外送金で、銀行口座間取引と店頭窓口受け取りが選択できる。フィリピン口座がない場合に使える送金会社。

  3. GCASH

    《47,403ペソ》受取金額 / 送金金額シミュレーション
    (注意;合計に手数料が含まれてませんので送金額から手数料を引いて計算)少額送金向け 日時によってはSBIよりも受取額が多くなる場合があります。

  4. セブン銀行

    《47,158.38ペソ》受取金額 / 送金金額シミュレーション
    (注意;合計に手数料が含まれてませんので送金額から手数料を引いて計算)
    フィリピンメガバンクBDO と提携し、スマホアプリでのフィリピン向け海外送金サービスを2017年から開始してます。口座受け取り 店頭受取どちらも可能。

  5. 楽天銀行

    《44,545ペソ》受取金額 / 送金金額シミュレーション
    シミュレーションも意図的に分かりづらくしています。ペソから逆算しないと比較できません。表向きの手数料は安いですが、実は表に出ない隠れコストをふんだんに取られます。楽天銀行に限らず銀行系の海外送金はこのタイプです。よほどの事情がない限りは銀行系は使わず送金業者を利用するのがベストです。

※2018年4月2日 午前11時 の為替レートで算出したものです。

トランスファワイズ手数料は安いが やっぱり短所もある

受取は銀行口座のみで窓口受取はない

受取人の銀行口座がないと送金できない。フィリピンのような発展途上国は、銀行口座を持ってない人が多い。
個人的には、フィリピン銀行口座に振り込む場合は、トランスファワイズを利用し、受取口座を持ち合わせてないフィリピン人にはSBIレミットを利用している。

SBIレミットでフィリピンの銀行へ海外送金ガイドライン | なるほど・ザ・フィリピン

受取額を固定で支払う場合

為替レートが固定されていない為、商品代金や授業料などきっちりとした金額を支払う場合には少々使い勝手が悪い。その場合は、3%を追加した金額を「為替レート保証デポジット」として多めに入金して、送金完了時に発生した余剰分は、後日ご指定の口座宛に返金されます。

なぜこのような面倒な仕様なのかを説明すると、サイトで送金依頼した金額は予約であって確定レートではないからです。確定日は、トランスファワイズが送金の事務処理を行った時のレートになります。“送金手続きを開始しました”のメールが届いたら確定。ではいつ送金事務処理をするのか?それについて問い合わせをした時の返答は、“主に日本時間の夕方に送金事務処理をする”との回答でした。

受取人の受取額を固定したい場合 | TransferWise サポート&FAQ – 海外送金

こんな方は迷わずトランスファワイズを使え

  • フィリピン在住でマイナンバーを取得できない方。
  • フィリピン銀行口座を持っている方。または、受取人が口座を持っている。

格安手数料のトランスファワイズ登録はこちらから